ソネット光プラス

最大1Gbpsってウソなの?ソネット光プラスの回線速度はなぜ遅くなるのか

こんにちは、たいぞうです。

ネット契約をするにあたり回線速度の速さって誰もが気になるところです。

高画質で動画の視聴できるのかなぁ?
途切れないでオンラインゲーム遊べるかな?

しかしネット上で回線速度の評価を調べてみるとユーザーによってその評価は様々です。なぜユーザーによって回線速度が速かったり遅かったするのでしょうか。その原因を解説いたします。まとめだけでも大まかな内容は確認取れるので、お時間の無い方はまとめだけでもご覧ください。

 

回線低下の一番の要因は分岐数による

各家々に引込まれる光回線は1本の光回線を最大32本に分岐されて提供されています。これはマンションタイプや戸建てタイプなど関係ありません。

よく「戸建てタイプは一本の光回線を1人で使うのでマンションタイプよりも速い」との声を聞きますが実は違います。単に光回線の分岐範囲に他のユーザーが少ないだけです。

以下のイラストをご覧ください。

光回線の分岐の仕組み

(図1.光回線の分岐の仕組み)

光回線の分岐の範囲

(図2.光回線の分岐範囲のイメージ)

(画像引用:加入光ファイバに係る接続制度の在り方についてより)

光回線はまずNTT局内で4本に分岐されます。更にその1本1本の光回線から最大で8分岐されます。(図1)分岐の数は近隣で光回線を引き込むユーザー数によって増えていきます。(図2)

つまり戸建てタイプの回線であっても近隣にソネット光プラスを使う家庭が沢山あれば、回線速度は残念ながら落ちてしまいます。

この分岐の対象となる範囲は公開されていません。そのため右隣の家とは分岐した同じ光回線を使っているけど、左隣の家とは別の分岐範囲の光回線を使っているということもあります。

隣の家は全然ネットが使えてるのに何でウチだけ遅いのよっ!

なんてクレームを受けたことも多々ありますが、それは異なる分岐範囲の光回線を使っているからです。こればかりは事前に把握することは出来ないので防ぎようがありません。

 

『戸建てタイプの光回線はマンションタイプよりも速い』は幻想

マンションに住んでる人で光回線の速度に悩んでいる方から

マンションに住んでるけど戸建てタイプの光回線を契約すれば速くなりますか?

といった質問を受けることがあります。

答えとしては速くなる可能性もあれば遅くなる可能性もある」という何とも曖昧な回答になります。

どうして速くなると言い切れないの?

それを説明するには戸建てタイプとマンションタイプの仕組みを説明する必要があります。

 

戸建てタイプの光回線とマンション光配線方式は同じ仕組み

マンションタイプの光回線には以下の3方式があります。

  • 光配線方式
  • LAN配線方式
  • VDSL方式

光配線方式

光配線方式

光配線方式とはマンション共用部だけでなく各部屋まで光ケーブルを引込んでいる方式です。この方式は戸建てタイプの光回線と同じ仕組みです。異なる点とすれば分岐点の違いです。戸建てタイプは電柱に設置しているスプリッタで各家庭に分岐されています。 一方、光配線方式はマンション内で分岐します。

光配線方式と戸建てタイプの違い

※「ス」→スプリッターのこと

(イラスト:戸建てタイプと光配線方式マンションタイプの仕組みの違い)

 

LAN配線方式

LAN配線方式

LAN配線方式はマンション共用部まで引込んだ光回線を各部屋までLANケーブルで接続する方法です。ユーザーは各部屋にある差込口にLANケーブルを差し込めばインターネットが使えるようになっており、ONUの設置や宅内工事もない一見便利な仕組みとなっています。デメリットとしては、各部屋にONUが無いため障害の際に再起動が出来ず、一度接続が悪くなると長引く傾向にあります。

 

VDSL方式

VDSL方式

VDSL方式とはマンション共用部まで引込んだ光回線を各部屋まで電話回線を使って接続する方法です。電話回線を使ったADSLと同じく回線速度が不安定で3つの方式のなかで最も速度が出にくい方式です。

 

光配線方式と戸建てタイプって同じなんだ!

その通りで、光配線方式と戸建てタイプの光回線は仕組みが全く同じです。そのため回線速度が遅いからと戸建てタイプを引込んだとしても回線環境そのものは変わりません。

仮に戸建てタイプの光回線を引き込めた場合、引き込んだ光回線の分岐数によっては改善される可能性はありますが、逆に分岐数が多ければ光配線方式より遅くなる可能性もあります。

こうしたことから『戸建てタイプの光回線はマンションタイプよりも速い』というのは必ずしも言い切れない所があるのです。

 

回線速度が速いマンションの見極め方

少しでも回線速度の速いマンションを見つける方法はないかな?

目安としては総部屋数が10~12部屋くらいのマンションで光配線方式の光回線が設置されていれば、回線速度がそれほど落ちることは少ないかと思います。理由としては10~12部屋の場合、光回線を2本は引込んでいるので最大16分岐となりますが、マンション全ての部屋で光回線を使っても最大で10~12分岐となります。

分岐数による速度低下の仕組み

分岐のしかたにもよりますが、仮に2本の光回線を8部屋と4部屋で分岐した場合、8部屋の方は回線速度が落ちる可能性がありますが4部屋の方はそれなりの速度が出る可能性が高いです。また6部屋ずつに分岐した場合はどの部屋でも、使えなくはないが速くもないといった回線速度になることが予想されます。

部屋数が少なければ占有率は高くなるんじゃないの?

そう思われるかもしれませんが、仮に部屋総数が4部屋のマンションの場合は引込む回線は1本ではなく、4分岐された光回線が引き込まれます。残りの4分岐は近隣の同じくらいの部屋数のマンションに引込まれます。

分岐範囲は不明なため必ず遅くなるとはいえませんが、速くなるとも言い切れません。あくまで参考程度に留めておいてください。

 

1本の光回線の分岐率は約38%

光回線の分岐は事前に知ることは出来ませんが、2022年のデータを見ると分岐率は38%とのこと。これは8分岐に対して約3分岐している計算になります。そのため速度遅延に陥るというのは実はまれなケースといえるかもしれません。

【参考:分岐単位接続料の設定に関する論点

 

回線速度が急に遅くなったと感じたらやるべきこと

回線速度の低下は分岐の影響が大きいですがそれだけではありません。宅内の環境、機器の劣化、時間帯等の影響でも回線速度は低下することがあります。回線速度が急に遅くなったと感じた時は以下の点を確認してみましょう。

  1. アップデートやダウンロードが行われていないか
  2. 宅内環境、接続機器の見直し
  3. 時間帯による速度遅延か確認

 

アップデートやダウンロードが行われていないか

急に回線速度が低下した時にまず疑うのはOSのアップデートです。アップデートが行われるとパソコンが急に重たくなります。ブラウザの開きが遅くなるだけでなく、フォルダやメールソフトも開きにくいなど、明らかに挙動が悪くなります。Windowsアップデートの確認方法は以下の通りです。

  1. 設定を開く
  2. Windows Updateを開く

アップデートが終われば挙動は改善されスムーズにパソコンを使えるようになります。

 

宅内環境の見直し

wi-fiは宅内環境の影響をもろに受けます。しかし言い方を変えれば環境を変えればwi-fiも改善されるということです。回線速度が落ちる具体的な宅内環境の要因は以下のようなものが挙げられます。

  • 鉄筋コンクリートの壁
  • 電子レンジなどの電化製品
  • ルーターのほこり
  • 設置機器の距離

ルーターの近くに電化製品があるなら少し離しておいてみましょう。ルーターが埃で汚れていたら掃除機でキレイにしてください。通信機器の置き場所が近いと電波干渉するので少し離しておいてみましょう。これだけのことでも改善されることはあります。速度遅延になった時の詳しい対処方法は別の記事でまとめているので参考にしてください。

 

時間帯による速度遅延

19~23時頃までを俗にゴールデンタイムといい、多くのユーザーがインターネットを使う時間といわれています。昼間は問題なくネットが使えるけど、ゴールデンタイムになると遅くなる場合は同じ光回線の分岐先で多くの人たちがネットを使っているといえます。

この事象になるとユーザー側で改善しようがありません。so-netに速度遅延になることを伝えて回線の増強を頼むようにしましょう。ただし回線増強は依頼をしてもすぐに実施はされません。

so-netからNTTにあるエリアのユーザーから速度遅延との声が出ていることを伝え、NTT側で実際の回線状況を確認してから増強工事を行います。実際に工事をするかはNTT判断なので正直いって期待は出来ません。

 

【最終手段】回線速度が解消されない場合は乗り換えしかない

回線速度の低下が解消されない場合、最終的な解決策はソネット光プラスから他社の光回線に乗り換えるしかありません。この時に注意してほしいのは事前にso-netに速度遅延になっていることを相談しておくことです。

速度遅延という自己判断での退会の場合、更新月以外であれば解約金20,000円を請求されます。しかしながら、速度遅延になっていることを相談するとトレースルートの確認や環境調査など色々とヒアリングを受けますが、どうにも改善しないとなると解約金無しで退会が出来ることもあります。

トレースルートとはコンピューターから通信先までのネットワーク経路を調べるためのコマンドのこと

またユーザーの感覚でいう速度遅延では解約金無しでの退会は考慮されません。現状どのくらい回線速度が出ているか聞いた時「30Mbpsしか出ない」と言われたこともありますが、この程度では「そのままご利用ください」と言われるのがオチです。

そもそも30Mbpsもあればインターネットの通常利用には影響がありません。4K動画の視聴やPCオンラインゲームをするのに必要な回線速度は約25Mbpsといわれています。インターネットの利用に必要な回線速度については別記事で詳しく解説しておりますのでご覧ください。

10Mbpsも出ない場合はso-netい相談しましょう

 

乗り換え先の第一候補はenひかりがおすすめ

乗り換えるとしたらどの光回線にすればいいんだろ・・・
速度遅延を理由に乗り換えるならenひかりがイイよ

enひかりを最適と考える理由は以下の2つです。

  • ソネット光プラスと同じ光回線なので事業者変更で乗り換えが簡単
  • 契約期間が無いので回線速度が改善しなければ解約が出来る

enひかりはソネット光プラスと同じ光コラボというサービスです。そのため工事不要で乗り換えることが出来ます。また切り替えの間、利用不可の期間も無いためスムーズに乗り換えが可能です。費用も事務手数料3,300円で済むので、負担も少なく経済的です。

enひかりに乗り換えるもう一つのメリットは、enひかりには契約期間が無い点です。速度遅延が原因でenひかりに乗り換えたのにenひかりでも速度遅延が発生したとすると、乗り換えた意味がありません。このような事態に陥った時、他の光コラボであれば契約期間があるため簡単に解約することも出来ません。

しかしenひかりであれば、万が一速度遅延になったとしても解約金無しで解約が出来ます。ソネット光プラスを速度遅延を理由に退会したことを考えると、「とりあえず契約してみよう」ということは出来ないです。だからこそ契約期間のないenひかりが最適といえるのです。

もちろん回線速度が安定していれば継続することも出来ます。

enひかりの詳細は別サイトにまとめているのでお役立てください。

 

別の光コラボで変わらなければ個別回線

  ソネット光プラスから別の光コラボに乗り換えても速度遅延が改善されない場合は、NTT回線では改善の期待が出来ません。このような場合は電力系の光回線または個別回線を使う光回線をおすすめします。

これらの光回線をおすすめする理由は一部地域限定のサービスであるという点です。光コラボの前提となるフレッツ光は全国的に使えるためどこに住んでいても使えるというメリットはある反面、多くのユーザーが使うことになり、それが速度遅延の要因となります。

一方、電力系の光回線や個別回線を使う光回線は一部の地域のみ使えるものが多く、全国的には使えないデメリットはあるものの、その分ユーザー数がフレッツ光よりも少なく速度遅延になりにくいメリットがあります。

電力系の光回線と個別回線系の光回線には以下のようなものがあります
  • NURO光
  • auひかり
  • コミュファ光(中部)
  • eo光(関西)
  • メガエッグ光(中国)
  • ピカラ光(四国)
  • BBIQ(九州)

ただしご注意してほしいのはソネット光プラスとは別の光回線を使うため、開通工事から進める必要があります。そのため工事費の負担は大きく、開通工事が完了するまで時間を要します。

 

光回線の代用としてモバイルwi-fiを使う時の注意点

工事費の負担や開通までの時間を考え、モバイルルーターでだ代用するのも一つの一つの手です。しかしながら、完全にモバイルルーターで光回線の役割を担うことは不可能です。モバイルルーターを使う場合、以下のような注意点を知っておく必要があります。

  • 通信容量に制限がある
  • 高速通信の5Gはエリアが限定的

モバイルルーターの事業者は沢山ありますが、どの事業者でも「一月〇〇GBまで」「3日で〇〇GBまで」等の通信容量に制限があります。そのためソネット光プラスのように制限なくインターネットを利用することは出来ません。そのため長時間の動画視聴やオンラインゲームなどを日常的にしている場合、モバイルルーターではかなりの制限を受けることになります。

通信速度については光回線よりも不安定なため、提供エリアであっても思ったより速度が出ないことがあります。光回線に慣れているユーザーからすると物足りなさを感じることでしょう。

もちろんネットサーフィンやメールの送受信、オンライン会議や仕事での利用といった日常的な用途であればモバイルルーターでも十分補うことは出来るので、ご自身の用途に合わせて申込をしましょう。

 

まとめ

光回線の速度が低下する主な原因は回線の分岐にあります。分岐数の多い光回線を使うと回線速度が低下する可能性は高くなります。しかしながら、分岐数は公開されていないためユーザーは知ることが出来ません。回線速度が問題なく出るかどうかは、残念ながら契約してみないと分かりません。

もしソネット光プラスを使って速度低下した時はso-netに相談しましょう。目安は10Mbpsです。相談した結果、改善されない場合は別の光回線に乗り換えるしかありません。その際おすすめなのはenひかりです。

enひかりはソネット光プラスと同じ光コラボなので事業者変更で簡単に乗り換えが可能です。また契約期間も無いため、もし回線速度が改善されない場合は解約金なく解約することが可能です。

enひかりでも回線速度が改善されない場合はNURO光やauひかり等の個別回線か、BBIQやeo光などの電力系光回線に乗り換えがおすすめです。これからの回線はフレッツ光とは別回線のため混雑がしにくい傾向にあります。

モバイルルーターでも代用することは出来ますが、その利用方法には制限がかかります。通信容量の上限や回線速度の不安定さは否めません。光回線と同じような利用は難しいのでご注意ください。

それではまた。

  • この記事を書いた人

たいぞう

光回線系のサポートセンターで働いてきた経験を活かし、ユーザーのインターネットに関する悩みや問題点を解決できるようなサイトを作りたいと思いサイトを立ち上げました。 どうぞよろしくお願いいたします。

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