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「…えっち、してみる?」—大人しい彼女が見せた、夜の素顔

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第1章:ただ、話すだけの関係だった

「こんばんは」
「うん、今日も来てくれたんだね」

彼女とのチャットは、いつも静かに始まる。

ガツガツしない。

笑ってくれる。

だけど、それ以上のことは一切なし。

アダ要素なんて、1ミリもなかった。

ただ、話して、時々沈黙して、それでもなぜか心が温かくなる。

大人しい。

でも、ただの”地味”とは違う。

ふとした時の間。

画面越しでも伝わる、ちょっとした息づかい。

それが、やけに色っぽかった。

第2章:ブラの肩紐が覗いた瞬間

その夜も、いつもと同じように始まった。

仕事の話。コンビニのスイーツの話。何でもないやりとり。

ふとした瞬間だった。

画面の角度が少しずれて、彼女のブラの肩紐が覗いた。

「…あ、ごめん」

慌てて画面を戻そうとする彼女。

でも、その一瞬で、僕の中で何かがはじけた。

「…綺麗だね」

って、つい本音が漏れた。

そこから、話の空気が変わった。

彼女は照れて、笑って、でも止めようとはしなかった。

僕は、我慢できなくなっていた。

「…実は、触ってる」

そう言った時、彼女は少し驚いたような顔をしたけど、すぐに察したみたいだった。

「…上だけで良ければ、脱ごうか?」

その声は、小さくて震えていたけど、ちゃんと僕に届いた。

第3章:「…えっち、してみる?」じゃなかった

あの時、彼女は自分から誘ってきたわけじゃなかった。

でも、僕の気持ちを、ちゃんと感じ取ってくれていた。

「ほんとに、見たいの?」

そう聞かれて、僕は素直に

「うん」

と答えた。

そして、ゆっくり、ゆっくりと画面の角度が変わった。

第4章:お願いに応えてくれた、あの瞬間

白い肌が、ほんのり赤く染まっていた。

まるで湯船につかったあとのような、紅潮。

顔も、首も、胸のあたりも。

全部が恥ずかしそうに火照っていた。

「あんまり…見ないで…」

そう言いながらも、彼女は僕のお願いに応えてくれた。

きっと、今までアダルトなことなんて、したことなかったんだろう。

そのぎこちなさが、逆にたまらなかった。

無理をしてるんじゃない。

恥ずかしがりながらも、僕のことを“信じてる”って空気が伝わってきた。

画面越しなのに、鼓動が聞こえる気がした。

僕も、彼女も、どこか震えていた。

終章:終わったあと、静けさの中に残ったもの

ふたりとも、しばらく黙っていた。

何も言わなくても、鼓動の余韻が画面越しに伝わってくるようだった。

彼女は、少しだけ笑った。

「…なんか、変な感じ」

って。

その笑顔が、妙に可愛くて。

僕も照れた。

「ごめんね、こんなこと…」

でも、彼女はすぐに答えた。

「ごめんなんて言わないで」

「ありがとう。すごく嬉しかった」

彼女の目が、ほんの少し潤んで見えた。

その時、気づいたんだ。

これは、ただのエロじゃなかったって。

ちゃんと“気持ち”があったんだって。

画面が暗くなっても、しばらくは動けなかった。

心が、優しく満たされていた。

 

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